【サボテン】ギムノカリキウム属 麗蛇丸の育て方
今日は我が家のサボテンの中からギムノカリキウム属 麗蛇丸の様子と麗蛇丸の育て方や特徴を見ていきたいと思います。
ギムノカリキウム属 麗蛇丸
ギムノカリキウム属 麗蛇丸(Gymnocalycium damsii)
2018年9月1日撮影
直径3.4cm、高さ2.2cm
2017年9月29日に通販で購入したミニサボテン40個セットに入っていた麗蛇丸です。
麗蛇丸は入手した時には直径3cm程で今よりも0.4cm程小さいサイズでした。
しかし、麗蛇丸を入手してからそろそろ1年が経つので、1年で0.4cmしか成長しなかったとも言えます。
麗蛇丸は入手後は11月に植え替えをして、冬の間は断水していました。
今年の3月後半からは水やりを開始していますが、その後もなかなか順調に成長していませんでした。
ここで、麗蛇丸の入手時からの成長を見て行きたいと思います。
2017年10月3日撮影(直径3cm)
2018年1月8日撮影(直径3cm)
2018年4月15日撮影(直径3cm)
2018年6月24日撮影(直径3cm)
と言うことで、麗蛇丸は入手時から今年の6月まではほどんど成長していなかったという事が分かります。
現在は直径が3.4cmになり、頭頂部からは新刺が出てきていますが、ここに来て麗蛇丸が急に成長したのは8月後半の水やりが影響していると思われます。
麗蛇丸はそれまでは2週に1回の頻度でごく少量の水やりを続けていましたが、前回水やりした8月後半は鉢底から流れてくるように水をたっぷりと与えました。
今まで少量の水やりを続けていた我が家のサボテンはほとんど動きが無かったり、シワがよって萎れ気味になっていたものが多かったのですが、前回の1回の水やりで見違える程に株が膨らんで成長を開始しました。
と言うことで、我が家のサボテンはこの数ヶ月間は水やりの量が足りていなかったため、ほとんど成長できていなかったのだと思います。
サボテンが一番成長する時期にほとんど成長できなかったというのはかなり痛いですが、これから秋にかけてはしっかりと成長できると思うので、今年は見る事ができなかった麗蛇丸の花が来年には見られるかもしれません。
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麗蛇丸の育て方と特徴
ここで、麗蛇丸の育て方と特徴を見ていきたいと思います。
ギムノカリキウム属 麗蛇丸(Gymnocalycium damsii)
原産地 ブラジル、ボリビア、パラグアイ
麗蛇丸は南米のブラジル、ボリビア、パラグアイに分布しているサボテンで、横に切れ込みのある鱗のような株が特徴的です。
麗蛇丸は翠晃冠(Gymnocalycium anisitsii)と良く似ているサボテンですが、翠晃冠のシノニム(別名)が麗蛇丸だという情報とそれぞれ別の品種だという情報があり、どちらが正確な情報なのかはいまいちはっきりと分かりませんでした。
翠晃冠は刺が麗蛇丸よりも長く直径4~6cm程ありますが、一方で麗蛇丸は翠晃冠よりも刺が短く直径1.2cm程しかありません。
なので、麗蛇丸と翠晃冠が別の品種だとすると、刺の長さの違いで判断するという事になりそうです。
ちなみに、我が家にある翠晃冠は
2017年10月24日撮影
このような見た目をしています。
確かに麗蛇丸よりもかなり長い刺が生えています。
我が家の翠晃冠と麗蛇丸は株のサイズが違うのでそのまま比較するのは難しいですが、現状ではあまり似ているようには見えません。
今後麗蛇丸が成長してくれば翠晃冠と似てくるのかも知れません。
また、同じ麗蛇丸でも我が家の麗蛇丸とは別の、翠晃冠に似ているタイプの麗蛇丸もあるようです。
しかし、それが翠晃冠と麗蛇丸の交配種だから似ているのか、あるいは純粋な麗蛇丸は翠晃冠と同じ品種(シノニム)だから似ているのかということは定かではありません。
話が少し逸れましたが、麗蛇丸の特徴に戻ります。
麗蛇丸は弱光線と水を好むサボテンです。
ギムノカリキウム属のサボテンは一般的に弱光線、蒸し作りが良いとされていますが、麗蛇丸もその基本通りの性質を持っているようです。
麗蛇丸は成長すると直径10cm、高さ16cm程のサイズになります。
また、株径4cmくらいで開花株になり、春から夏に直径10cm程の白から薄いピンク色の花を咲かせます。
冬は乾燥していれば-5℃くらいまで耐えますが、水を好むサボテンなので冬場完全に断水すると株が赤く変色しやすいようです。
なので、冬でも5℃以上をキープしながら月1回くらいの水やりを続けて完全に水を切らさないようにした方が良いと思います。
ちなみに、冬に水やりをする場合は凍結や根腐れに注意しながら、暖かい日の日中帯に土が湿る程度の少量の水やりをします。
まとめ
今回は我が家のサボテンの中からギムノカリキウム属 麗蛇丸の様子と育て方、特徴を見ていきました。
麗蛇丸の育て方のポイントは
・弱光線を好むので、特に夏に直射日光が当たる場合は強めの遮光をして管理する。
・水を好むので乾燥させすぎないようにし、冬でも完全に断水しないで月1回くらいは水やりをする。(凍結や根腐れさせないように注意)
麗蛇丸は基本的には育てやすいサボテンですが、他のサボテンと同じ感覚で日に当てているとすぐに日焼けして調子を崩しやすいので、弱光線で蒸し作りにするというポイントだけはしっかりと押さえておいた方が良さそうです。
今日はここまで。
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