【サボテン】エキノカクタス属 金鯱の育て方
今日は我が家のサボテンの中からエキノカクタス属 金鯱の様子と金鯱の育て方や特徴を見ていきたいと思います。
エキノカクタス属 金鯱
エキノカクタス属 金鯱(Echinocactus grusonii)
2018年9月7日撮影
直径3.2cm、高さ3.5cm
金鯱は2018年5月2日に通販で購入しました。
金鯱は入手した翌日に軽石メインの用土(刀川平和農園のサボテン培養土)に植え替えています。
2018年5月3日撮影
直径3cm
入手した直後の金鯱は直径3cm程で、上の画像の様に腐葉土メインの用土に植えられていました。
翌日の5月4日には植え替えを行い、植え替え後に再度サイズを測ると直径3cm、高さ2.8cmでした。
1日しか経っていないので直径は当然変わっていませんが、高さは植え込む時の加減で多少変わってくるので、植え替え後に高さを測って、その高さを基準にしてその後の成長を判断していきます。
ちなみに、現在は高さ3.5cmになっているので、入手時から0.7cm伸びている事になります。
直径は0.5cm程の成長なので、太くなるよりも上に伸びていくスピードの方が若干早いようです。
我が家の金鯱は日当たりがあまり良くない環境なので、日陰でも植物が元気に育つという液体肥料のペンタガーデンPROを与えています。
現在は2週間に1回の水やりの時に2000倍に希釈したものを与えていますが、ペンタガーデンPROが本当に徒長しにくくなるのかの実験も兼ねて今後の成長を見ていこうと思います。
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金鯱の育て方や特徴
ここで、金鯱の育て方や特徴を見ていきたいと思います。
エキノカクタス属 金鯱(Echinocactus grusonii)
原産地 メキシコ
金鯱はサボテンの王様と呼ばれ、サボテン園芸界では最もポピュラーな品種ですが、原産地のメキシコではダムや貯水池の建設により数が激減し、野生の金鯱は現在はIUCNレッドリストの絶滅寸前(絶滅危惧IA類)に指定されています。
金鯱は大型の球形サボテンで、成長すると直径、高さ共に1m以上になります。
金鯱は小苗のうちは成長が早いですが、大きくなると比較的ゆっくりと成長するようになります。
金鯱は黄色い刺が特徴的で、一般的な寿命は30年程と推定されています。
ちなみに、静岡県の伊豆シャボテン公園にある日本一大きい金鯱は高さ105cm、周囲230cm、重さ260kg、樹齢140年(推定)です。
これは極端な例かもれしれませんが、どうやら金鯱の寿命は長いものになると30年どころの話ではなさそうです。
金鯱は開花株になると春から夏に直径5cm程の黄色い花を頭頂部に冠状に咲かせます。
しかし、金鯱が開花株になるまでは20年以上かかります。
また、その頃には株径も40cm程の大きさになっています。
なので、一般家庭で金鯱を栽培する場合は栽培期間的にも栽培スペース的にも開花株まで育てられる人は少ないのではないかと思います。
と言う事で、金鯱は一般的に花を観賞する、いわゆる花サボテンとしてではなく、黄色い刺や姿を鑑賞するサボテンとして親しまれているようです。
金鯱の育て方としては、基本的には丈夫で育てやすい品種ですが寒さには弱いので、冬場は気温が5℃以下にならない場所で管理します。
また、強光線を好みますが、夏の直射日光は避けて遮光するようにします。
春から秋には用土が完全に乾燥したら水やりをして、気温が下がるにつれて水やりを徐々に減らしていきます。
冬場は完全に断水するか、月1回くらい用土を湿らせる程度の軽い水やりをします。
金鯱は冬に湿っていると根腐れしやすいので、ある程度のサイズの株(直径5cm以上)であれば、特に初心者のうちは冬は完全に断水した方が安全かもしれません。
金鯱の植え替えは3月頃の春先に行います。
植え替えの時は用土を完全に乾燥させてから鉢から抜いて、根を3分の1くらいまで切り詰めます。
その後はそのまま植え込む派と根の切断面を乾燥させてから植え込む派に分かれますが、正直どちらでも問題ないと思います。
(ちなみに自分はそのまま植え込む派です。)
また、サボテンに肥料を与える場合は、サボテンを植え込む時に用土と一緒に元肥を入れます。
有名どころだとマグァンプKなどの肥料がよく使われています。
金鯱を植え込んだ後は1週間は安静にして、直射日光が当たらないようにします。
植え込んでから1週間以降に水やりを開始します。
金鯱は毎年植え替えていれば、肥料は基本的に元肥だけで十分ですが、植え替えを頻繁にしない場合は追肥として液体肥料などを与えます。
ちなみに、用土の上に置く肥料(置き肥)は水やりの時に肥料成分が徐々に浸透していくので、水やりの回数が少ないサボテンにはあまり効果的ではないようです。
まとめ
今回は我が家のサボテンの中からエキノカクタス属 金鯱の様子と育て方、特徴を見ていきました。
金鯱の育て方のポイントは
・1年を通して日光によく当てるようにするが、夏の直射日光は避けて遮光する。
・寒さには弱いので5℃以下にならないようにする。
・春から秋は用土が完全に乾燥したら水やり、冬は月1回の軽い水やりか完全に断水する。
・植え替えは春に毎年行う。
・肥料は用土にあらかじめ入れておく元肥えや液体肥料が○。
金鯱は丈夫なサボテンで育てやすいので初心者向きですが、夏の直射と冬の最低気温には注意して管理します。
毎年植え替えて肥料を適切に与えていけば時間はかかりますが、かなり大きくなるサボテンです。(置き場所に困るかもしれませんが。)
逆にあまり植え替えせずに水やりも少なくすると堅作りと言って、サイズはあまり大きくならずに刺が密集した株になります。
ここまで一般的な金鯱の育て方を紹介してきましたが、我が家では一般的な育て方とは違う堅作り気味の育て方をしていこうと思っています。
なので、生育期でも水やりは2週間に1回くらいの頻度にして、植え替えも毎年は行わずにゆっくりと育てていく予定です。
ちなみに、金鯱を堅作りにすると何十年経っても開花株にはならないと思うので、早く大きくしたい、開花株にしたい場合は一般的な育て方をした方が良いと思います。
今日はここまで。
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